近年、学習参考書における総ルビ化(すべての漢字にふりがなを振ること)が進んでいる傾向にあるようです。
特に小学校低学年や特別支援教育の分野、多文化を背景に持つ児童の対応等では、
漢字の読み方を学びやすくし、学習の負担を軽減することに役立っています。
さらに、デジタル教材では総ルビ機能が搭載されているものもあり、
学習者のニーズに応じて、柔軟に対応することが求められるようになりました。
近年注目を集める小さな文字、ルビ。
その「読みやすさをどう保っているのか?」をふわっと説明します。
では今回も「長文読解風サンプル」を参考に、
どのようにルビが入っているかを見てみましょう。
※こちらは弊社内で作成した一例で、全てに当てはまる訳ではありません。
出版社様や教科、書籍ごとに仕様は異なります。
ルビにはモノルビとグループルビの二種類があり、
それぞれの用途によって使い分けられます。
他にも、ルビの付き方や位置を設定することもできます。
全ては「学習者が内容を深く理解しやすくする」ための配慮です。
ルビの他にも小さな文字が活躍するのが「漢文」です。
杜甫の有名な漢詩「春望」の最後の行を例に見てみましょう。
ここでもちょっとだけ、小技が効いています。
難しくてげんなりする文章も、小さな文字の大活躍で
「読めない壁」を乗り越えることができたりします。
そんな学びの醍醐味を、少しでも良い形でお手伝い出来たらと
日々組版業務に取り組んでいます。
コラムをご覧いただき、ありがとうございます。
これから本を読む時には、ルビが気になってくることでしょう!
ちょっとした豆知識で、本の見方が変わってきますね。
次回はこちらを予定しています!お楽しみに!
■第4回「良い感じの和洋折衷でいこう」
~和文と欧文混在の横書き組版~