2026.08.17

入学前に配る学習コンテンツと授業用の教材は作りがどう違うのか。制作で決める内容を解説

2026.08.17
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入学前に配る学習コンテンツは、授業で使う教材と作りが変わります。教員がその場で補う解説がないまま、学習者が一人で読み進めるためです。

教材・学習参考図書の制作で50年以上の実績を持つ大寳たいほう製版株式会社は、紙で作った教材を画面でも読める形にする制作を手がけてきました。届け方が変われば、教材に書いておく範囲も変わります。

入学前に配る学習コンテンツと授業用の教材の違いを解説の細かさ・期間中の区切り方・入学後の教材とのつなぎ方から解説します。

入学前教育とは何か?入学までの数か月に配るものを確かめる

入学前教育とは、入学手続を終えた学習者に対して、入学までの期間に取り組む課題や学習の機会を用意する取り組みです。入学前教育が扱う期間は、合格が決まってから入学するまでの数か月です。

文部科学省が公表した令和9年度大学入学者選抜実施要項(2026年5月)によると、各大学は入学手続をとった者に対し、出身高等学校と協力しつつ、入学までに取り組むべき課題を課すなど、入学後の学修のための準備をあらかじめ講ずるよう努めるとされています。

2026年現在、入学までに課題を課す措置は各大学の努力義務にあたります。同要項では、特に12月以前に入学手続をとった者に対して積極的に措置を講ずるとされています。

早い時期に合格が決まるほど、入学までの空白は長くなります。同要項は課題を課すなどと示すだけで、教材の中身までは定めていません。

授業用の教材と入学前に配る教材はどこが違うのか?

授業用の教材は、教員の解説を前提に作られます。一方、入学前に配る教材では、学習者が一人で読み進めます。読む場面が違えば、教材に書いておく範囲も変わります。

教員が口頭で補う説明を教材に書く

授業なら教員が口頭で補っている説明は、入学前の教材では紙面に書き起こす必要があります。図の読み取り方や、手順のつまずきやすい箇所への補足が対象になります。

説明を書き足せば分量は増えるため、本文と補足の区別が付く紙面の組み立てが必要です。補足を欄外へまとめておけば、学習者は読み進める流れを止めずに確認できます。

大寳製版株式会社には、小学校の社会科向けのデジタル教材である社会 デジタル整理ワークで紙面を活かした電子書籍に解答の表示と非表示の仕組みを組み込んだ制作実績があります。

履修してきた科目が学習者ごとにそろわない

高等学校の選択科目は生徒ごとに異なるため、入学前の学習者が同じ範囲を履修しているとは限りません。同じ学科へ進む学習者どうしでも、既習の内容には差があります。

そのため、特定の科目で扱う用語をそのまま使った説明は、履修していない学習者にとって意味の取れない箇所になってしまいます。前提となる用語へ短い補足を添えておけば、その科目を履修していない学習者も読み進められます。

数か月続く学習では教材をどこで区切るのか?

学習期間が数か月に及ぶ場合、教材の分量は一度に読み切る前提では決められません。期間中に取り組む形にするなら、どこで区切るかを制作の段階で決めておきます。

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6か月にわたる入学前プランの例

ICT教育ニュースが報じたMogicの入学前プレ学習プラン(2026年8月6日)によると、看護専門学校などへ向けたこのプランの期間は、2026年11月から翌年4月までの6か月間とされています。

6か月にわたる期間では、1回分の分量と全体の回数をあらかじめ決めておきます。回数が決まっていれば、学習者は残りの量を把握しながら取り組めます。

提出と添削をどこまで組み込むのか?

提出物と添削を伴う形にするかどうかで、教材に用意する解答欄・提出方法の記載が変わります。紙で配るか、教材のデジタル化を前提にするかによっても記載は分かれます。

教材のデジタル化とは、紙面の組版データを画面で読める形式へ変換し、操作できる要素を加える作業です。デジタルで配るなら、入力欄と送信の手順まで教材の中に用意します。

提出を求めるなら、解答欄の大きさと提出先の書き方まで教材へ含めます。添削を行わない場合は、学習者が自分で答え合わせできる解答と解説を同じ教材に収めます。

入学後の学びへどうつなぐのか?

入学前教育は、入学後の学修のための準備です。令和9年度大学入学者選抜実施要項でも、入学までに取り組むべき課題を課すなどの措置が、入学後の学修の準備として求められています。

入学後に使う教材と用語をそろえる

入学前と入学後で用語や記法が変わると、学習者は同じ内容を別のものとして受け取ってしまいます。入学後に使う教材が決まっているなら、用語と記法を先に突き合わせておきます。

表記がそろっていれば、入学後の授業で学習者は同じ語をそのまま使えます。デジタル教材制作で複数の科目を同時に扱う場合は、科目をまたぐ用語の一覧を制作の途中で共有しておきます。

入学までの学習計画と報告をどう扱うのか?

入学前の学習に高等学校が関わる形は、学校推薦型選抜で示されています。学校推薦型選抜とは、出身高等学校長の推薦に基づいて大学が合否を判定する入試方式です。

令和9年度大学入学者選抜実施要項によると、学校推薦型選抜では、推薦を行った高等学校の指導の下で入学予定者に大学入学までの学習計画を立てさせ、その取組状況を高等学校を通じて大学へ報告させる取組が望ましいとされています。

計画と報告を伴う場合、教材には取り組んだ日付や進み具合を書き込む欄が必要になります。書き込む場所が教材にあれば、学習者は別紙を用意せずに記録を残せます。

入学前の学習コンテンツ制作は大寳製版株式会社へ

入学前に配る学習コンテンツは、教員の解説がない状態で学習者が一人で読み進められるかどうかを基準にして、解説の細かさ・期間中の区切り方・入学後の教材とのつなぎ方を授業用の教材から変えます。

大寳製版株式会社は1967年の設立以来、教材・学習参考図書の制作に携わってきた教育コンテンツ制作会社です。紙教材のデジタル化や、画面で操作できるデジタル教材制作の実績があります。

入学前教育に向けた学習コンテンツをご検討中のご担当者様は、大寳製版株式会社へお気軽にご相談ください。

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よくある質問

Q. 入学前教育とは何ですか?
A. 入学前教育とは、入学手続を終えた学習者に対して、入学までの期間に取り組む課題や学習の機会を用意する取り組みです。令和9年度大学入学者選抜実施要項では、各大学が出身高等学校と協力しつつ課題を課すなどの措置に努めるとされています。
Q. 入学前に配る学習コンテンツは、授業用の教材と何が違いますか?
A. 教員の解説がないまま学習者が一人で読み進める点が違います。授業で口頭に任せている図の読み取り方や用語の言い換えを教材の紙面へ書き起こす必要があります。
Q. 入学前教育は大学に義務づけられていますか?
A. 令和9年度大学入学者選抜実施要項では、各大学が入学後の学修のための準備をあらかじめ講ずるよう努めるとされています。同要項によると、2026年現在は努力義務としての記載であり、12月以前に入学手続をとった者へは積極的に講ずるよう求められています。
Q. 入学前の学習期間はどのくらいですか?
A. 期間は大学や学科ごとに異なります。ICT教育ニュースの報道によると、Mogicが看護専門学校などへ向けて提供する入学前プレ学習プランの期間は、2026年11月から翌年4月までの6か月間とされています。
Q. 教材はどの単位で区切ればよいですか?
A. 1回分の分量と全体の回数を先に決め、その単位で区切ります。回数が決まっていれば、学習者は残りの量を把握しながら取り組めます。
Q. 提出物や添削は必ず必要ですか?
A. 提出と添削を組み込むかどうかで、教材に用意する解答欄と提出方法の記載が変わります。添削を行わない場合は、学習者が自分で答え合わせできる解答と解説を同じ教材へ収めます。
Q. 入学後に使う教材と、どのようにそろえますか?
A. 用語と記法を制作の段階で突き合わせておきます。入学前と入学後で表記が変わると、学習者は同じ内容を別のものとして受け取ってしまいます。
Q. 入学前の学習コンテンツ制作はどこへ相談できますか?
A. 大寳製版株式会社では、教材・学習参考図書の制作で50年以上の実績をもとに、紙教材のデジタル化やデジタル教材制作のご相談を承っています。制作の範囲や進め方についてもお問い合わせください。

※本コラムはAIツールを補助的に活用し、内容の最終確認・編集は担当者が行っています。必要に応じて公表資料・一次情報を確認のうえ掲載しています。

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