2026.07.23

高校生の職業観データを活かす進路学習コンテンツ制作会社の選び方

2026.07.24
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キャリア教育向けの学習コンテンツは、生徒の興味を入口にして職業へ視野を広げる構成と、毎年変わる職業データに追従できる作りのふたつがそろってはじめて授業で役立ちます。

2026年5月から6月にかけてジンジブが実施した現役高校生が選ぶなりたい職業アンケート2026では、なりたい職業の1位が3年連続で接客業となり、進路への不安として、やりたいことが見つかっていないと答えた高校生が最も多くなりました。

教材制作の現場でも、興味の対象がまだ定まっていない生徒にどう向き合うかは、キャリア教育教材づくりでたびたび挙がる論点です。本コラムでは、教材・学習参考図書の制作に50年以上携わってきた大寳たいほう製版株式会社の視点から、高校生の職業観データを活かすキャリア教育教材の制作ポイントを解説します。

キャリア教育とは?2026年の調査が示す高校生の職業観

キャリア教育とは、子ども一人ひとりが社会の中で職業的に自立するために必要な能力や態度を育てる教育のことで、文部科学省が小学校から高校までの各段階で推進しています。

進路指導とは、生徒が卒業後の進学先や就職先を選び、決定できるよう学校が支援する活動を指します。キャリア教育が長い期間をかけた育成の全体を指すのに対し、進路指導が担うのは中学・高校での進路選択です。

調査の対象は、全日制の高校1〜3年生に定時制の4年生までを含めた898人です。教材に統計を載せるときは、調査の母数や対象を確かめてから引用すると数字の扱いに無理が出ません。

なりたい職業が接客業に集まる一方、働きたい業界はエンタメ・クリエイティブ業界が最上位でした。下のグラフの通り、身近に接した仕事や好きな活動が、高校生の職業観の中心にあることが読み取れます。

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職業ランキングの上位だけを扱う教材が届かない生徒

人気職業の紹介を並べるだけの教材は、まだ興味の対象が定まっていない生徒には他人事の読み物になってしまいます。ランキング表だけの紙面は読み流されやすく、生徒自身が書き込む欄と組み合わせた紙面のほうが手が止まりにくくなります。

職業の紹介と合わせて、自分の好きな活動や得意なことから仕事を探す手がかりを与える内容までを扱うことが、キャリア教育教材の構成を考える前提になります。

進路学習コンテンツはどう組み立てる?生徒の興味を入口にする構成

進路学習コンテンツの構成は、職業名の一覧から入るのではなく、生徒の興味や好きな活動から関連する職業群へ広げる流れで組み立てます。エンタメ・クリエイティブ業界が働きたい業界の上位に入ったことも、好きなことと仕事を結び付けて考える高校生の多さの表れといえます。

デザイナーやイラストレーターのように、ものを作る職業が2026年のランキング上位に並んでいる点も手がかりになります。絵を描くことが好きという入口から、出版や映像といった業界の広がりへつなぐ流れを作れます。

キャリア・パスポートと連動する記録欄の持たせ方

キャリア・パスポートとは、児童生徒が小学校から高校までのキャリア教育に関わる活動を自分で記録し、蓄積していく教材のことで、2020年4月から全国の学校で導入されています。様式の例や指導上の留意事項は文部科学省のページで公開されています。

進路学習のワークシートに書いた気づきは、キャリア・パスポートへ転記されて学年を越えて残ります。記録欄の項目や大きさを転記先に合わせておくと、授業後の作業が生徒の負担になりません。

職業体験と教材をつなぐ事前・事後のワークシート

職業観は、読む教材だけでなく、職場見学や職業体験イベントで実際の仕事に触れることでも育ちます。体験の前に何を見てくるかを決めるワークシートと、体験の後に気づきを言葉にするワークシートを用意すると、体験が一度きりの行事で終わりません。

体験先で観察する項目を教材の側で挙げておけば、生徒の記録はキャリア・パスポートにも転記しやすい形で残ります。観察の観点がそろっていると、クラス全体での振り返りの授業も進めやすくなります。

記入欄を並べただけのワークシートが使われなくなる理由

記入欄だけが並ぶワークシートは、何を書けばよいかの手がかりがなく、興味が定まっていない生徒ほど手が止まってしまいます。書き出せない生徒を置き去りにしないためには、問いの順序で考えを導き、図版やイラストで記入例を示す紙面が有効です。

大寳製版株式会社には、子ども向けの地図教材である学習世界地図シリーズの改訂でなど、小学校の中学年・高学年に向けた図版・イラストを手がけた実績があり、学年に応じた図版の見せ方は進路学習のワークシートづくりにも活きます。

職業情報の更新にどう追従する?改訂しやすい教材の作りのポイント

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キャリア教育の教材は、掲載した職業情報の鮮度が寿命を決めます。なりたい職業ランキングは毎年入れ替わるうえ、YouTuber・インフルエンサーが10.5%で上位に入るように、職業そのものが新しく生まれるためです。

改訂に追従するには、ランキングや統計を載せるページを解説の本体と分けて、差し替える範囲を最初から絞っておきます。データのページだけを入れ替える作りであれば、改訂のたびに全ページを組み直さずに済み、改訂時の校正範囲も狭くなります。

教材のデジタル化も、更新への追従を支える選択肢です。デジタル教材制作では、数値や職業データの差し替えを紙の刷り直しより短い期間で反映でき、毎年の調査結果に合わせた更新を続けやすくなります。

授業を進める先生の側にも目を向けると、生徒用の教材と対になる指導者用デジタルコンテンツや指導案の需要があります。指導資料をあわせて用意しておくと、キャリア教育の授業に慣れていない先生でも扱いやすい教材になります。

作り込みすぎた初版が改訂を止めてしまう失敗

初版で職業データと図版を一体にレイアウトすると、翌年の数値更新でも紙面全体の組み直しが発生します。改訂の手間が大きいと更新は見送られ、古いランキングを載せたまま何年も使われ続けてしまいます。

どのデータを毎年差し替えるかを企画の段階で教材制作会社と決めておくと、組版データも最初から更新しやすい形で用意できます。

まとめ:職業観データを活かせるキャリア教育教材に

2026年現在、興味の入口を用意する構成と、毎年更新される職業観データに追従できる作りが、キャリア教育教材が授業で使われ続ける条件になります。

大寳製版株式会社は、教材・学習参考図書の制作で50年以上の実績を持つ教材制作会社です。地元の職業体験イベントで、会場の看板から配布物まで一貫したコンセプトでデザインした実績もあります。

キャリア教育・進路学習向けの教材制作や教材のデジタル化を検討している教育出版社・学校関係のご担当者様は、大寳製版株式会社へお気軽にご相談ください。

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よくある質問

Q. キャリア教育とは何ですか?
A. キャリア教育とは、子ども一人ひとりが社会の中で職業的に自立するために必要な能力や態度を育てる教育のことです。文部科学省が小学校から高校までの各段階で推進しています。
Q. キャリア教育と進路指導はどう違いますか?
A. 進路指導は、生徒が卒業後の進学先や就職先を選べるよう学校が支援する活動で、主に中学・高校で行われます。キャリア教育は小学校からの長い期間にわたる育成の全体を指し、進路指導はその中の進路選択の場面を担います。
Q. 2026年の高校生のなりたい職業にはどんな傾向がありますか?
A. ジンジブの2026年調査では、接客業が14.6%で3年連続の1位でした。働きたい業界はエンタメ・クリエイティブ業界が22.2%で最も多く、好きなことを仕事にしたい傾向が読み取れます。
Q. キャリア・パスポートとは何ですか?
A. キャリア・パスポートとは、児童生徒が小学校から高校までのキャリア教育に関わる活動を自分で記録し、蓄積していく教材のことです。2020年4月から全国の学校で導入されています。
Q. キャリア教育教材の職業情報はどのくらいの頻度で見直すべきですか?
A. なりたい職業の調査は毎年更新されるため、年1回の見直しが目安になります。データを載せるページを解説と分けた紙面構成にしておくと、見直しの範囲を絞れます。デジタル教材であれば、公開中のデータを差し替えるだけで更新が反映されます。
Q. キャリア教育教材をデジタル化する利点は何ですか?
A. 職業データや統計の差し替えを、紙の刷り直しより短い期間で反映できる点です。動画や音声で職業紹介を広げられるため、文字だけでは伝わりにくい仕事の様子も見せられます。
Q. キャリア教育教材の制作を外注するときは何を伝えればよいですか?
A. 対象学年、使える授業時間数、キャリア・パスポートと連動させるかどうか、改訂の予定の4点を最初に伝えると、紙面構成やデータの持ち方まで含めた提案を受けやすくなります。
Q. 大寳製版株式会社ではどのような制作に対応していますか?
A. 大寳製版株式会社は、教材・学習参考図書の制作で50年以上の実績を持ち、図版・イラスト作成や組版、デジタル教材制作を手がけています。キャリア教育教材の企画段階からご相談いただけます。

※本コラムはAIツールを補助的に活用し、内容の最終確認・編集は担当者が行っています。必要に応じて公表資料・一次情報を確認のうえ掲載しています。

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