2026.07.17

英語教材のデジタル化はどう進める?音声・発音機能で選ぶ英語教材制作のポイントを解説

2026.07.17
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大学生のTOEFL ITP総合スコアが2012年から2024年にかけて28点上昇したとの調査結果を、ETS Japanが2026年7月に公表した調査が示しました。

高校生の総合スコアも同期間で25点上昇し、2020年以降はCEFRのB1基準値を継続して上回っています。

CEFRとは、ヨーロッパで策定された語学力の到達度を段階的に示す国際的な指標のことであり、A1からC2までの6段階で学習者の熟達度を表す特徴をもちます。

スコア上昇の背景には、英語教育の低年齢化に加えて、音声再生や発音判定を伴うデジタル教材の広がりがあります。教材・学習参考図書の制作を50年以上手がけてきた大寳たいほう製版株式会社は、英語教材をデジタル化する際に押さえるべきポイントを本コラムで解説します。

紙の英語教材を単にPDF化しただけでは、音声再生や発音判定といった機能が使えず、繰り返し学習の効果を測定する材料になりません。2026年現在、教育出版社や企業研修の担当者が英語教材のデジタル化を検討する際は、音声データの権利処理と機能選定を早い段階で切り分けることが欠かせません。

英語教材のデジタル化が求められる理由は何か

英語教材のデジタル化が求められる理由は、音声・発音を伴う学習を電子データとして記録し、生徒が自分のペースで繰り返し確認できるようにするためです。

デジタル教材制作とは、紙面の内容を電子データに変換し、音声・動画・自動採点などの機能を組み合わせて学習用のコンテンツに仕上げる工程のことであり、繰り返し学習や進捗の記録との相性の良さが特徴です。紙の教材だけでは、正しい発音の確認や聞き取りの反復練習を教材単体で完結させることができません。

音声・発音機能でできることは何か

音声・発音機能を備えたデジタル英語教材では、ネイティブ音声の再生に合わせて発音を録音し、聞き比べる使い方ができます。紙面上の記号だけで発音を示す紙教材に比べて、耳と口の両方を使った反復練習を同じ画面内で完結させられる点が特徴です。

紙教材をそのままPDF化する失敗

英語教材のデジタル化でよくある失敗は、紙面をスキャンしてPDF化しただけで完了させてしまうことです。音声データや採点機能を伴わないPDF教材は、画面上で読めるようになった紙教材にすぎず、スコア上昇の背景にある音声・発音練習の需要には応えられません。

デジタル英語教材に必要な機能はどう選ぶか

デジタル英語教材に必要な機能を選ぶ際は、まず学習者が使う場面を具体的に想定することから始めます。機能を絞り込む観点は主に3つあります。

音声再生の速度調整でできること

ひとつめは音声再生の速度調整です。聞き取りにくい発音をゆっくり再生してから通常速度に戻す使い方ができ、生徒ごとの聞き取りの得意・不得意に合わせられます。

早口の会話文を0.75倍速で聞き取ってから等速に戻す練習を繰り返すと、耳が音のつながりに慣れていきます。教員が生徒ごとに速度を調整する手間がかからない点も、音声CD付きの紙教材にはない利点です。

発音・リスニングの自動採点でできること

ふたつめは発音やリスニングの自動採点です。教員が一人ひとりの発音を聞いて評価する手間を減らし、放課後や自宅でも練習の成果をその場で確認できるようにします。

採点結果をその場で確認できると、生徒は間違えた発音をすぐに録り直せます。翌日の授業まで結果を待つ必要がなく、口頭添削を待つ紙教材の学習フローとは異なる進め方になります。

マルチデバイス対応でできること

みっつめはマルチデバイス対応です。マルチデバイス対応とは、異なる端末の間で学習履歴を引き継げる仕組みのことであり、家庭で使うタブレットと学校で使うPCが違っても学習を中断させない特徴をもちます。

学校の授業中にPCで解いた問題の続きを、下校後に自宅のスマートフォンで再開できます。端末ごとにログインし直す手間や、進捗が引き継がれない不便さを避けられます。

教材のデジタル化で優先すべき機能

教材のデジタル化を進める際は、音声データの収録・権利処理を機能設計より先に確認しておく必要があります。ナレーターの音声をどの範囲まで再収録・改変できるかによって、実装できる機能の幅が変わるためです。

音声の利用範囲がブラウザでの再生のみに限られている場合、オフラインでの再生や倍速再生といった機能は追加の契約なしには実装できません。逆に配信媒体を問わない契約であれば、スマートフォンアプリへの展開まで視野に入れた機能設計が可能になります。

機能を詰め込みすぎて使われなくなる失敗

デジタル英語教材の機能選定でよくある失敗は、発音判定・単語ゲーム・進捗グラフなど思いつく機能をすべて詰め込んでしまうことです。操作画面が複雑になり、肝心の音声再生機能まで生徒がたどり着けなくなる場面が実際に起こります。

音声再生ボタンを探すだけで時間を取られると、限られた家庭学習の時間のうち発音練習に充てられる時間が削られます。機能を絞り込む際は、ひとつの画面で完結する操作を優先し、発音判定や単語ゲームは別画面に分ける整理が必要です。

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紙教材からデジタル教材へ移行する際のポイントは何か

紙教材からデジタル教材へ移行する際のポイントは、既存の紙面資産をどこまで活かし、どこから新規に作り直すかを最初に切り分けることです。

大寳たいほう製版株式会社には、紙とCD-Rで展開していた中学生向け英語教材を電子書籍教材にリニューアルし、タップ操作でのアニメーション・音声再生・クイズ機能を実装した実績があります。

新規に作り直す部分では、紙面になかった仕組みを組み込むかどうかも判断が必要です。学習到達度を数値で管理する指標として、CEFRを基準にする選択肢があります。

デジタル英語教材の到達目標を設計する際、CEFRの段階を学習履歴データと紐づけて記録できる点が、紙教材にはない強みになります。

音声データの権利処理を後回しにする失敗

紙教材からの移行でよくある失敗は、音声データの権利処理を制作の終盤まで確認しないことです。ナレーターや音源提供元との契約範囲が電子書籍・アプリ配信まで及んでいない場合、収録済みの音声をそのまま使えず、公開直前に再収録が発生します。

英語教材制作会社を選ぶ際のポイントは何か

英語教材制作会社を選ぶ際のポイントは、企画・組版・音声収録・実装までを同じ会社が把握しているかどうかです。工程ごとに発注先が分かれていると、紙面の意図が音声や実装の担当者に伝わりにくくなります。

教材制作会社としての一気通貫の対応範囲

大寳たいほう製版株式会社は、企画・原稿・組版・イラスト・動画・3Dまでを社内で一気通貫に対応できる教材制作会社です。紙面の設計意図を保ったまま電子書籍・デジタルコンテンツへ展開できる点が、工程ごとに外注を重ねる制作フローとの違いになります。

制作範囲が分断されて品質がぶれる失敗

英語教材制作会社の選定でよくある失敗は、紙面デザインと音声・実装を別々の会社に発注し、後から仕様のすり合わせに追われることです。紙面で意図した学習の流れが、実装段階で別の解釈のまま形になってしまう場面が起こります。

英語教材のデジタル化は、音声・発音機能を紙面の設計意図と合わせて実装することで、繰り返し学習の効果を測定できる教材になります。教材・学習参考図書の制作を50年以上手がけてきた大寳たいほう製版株式会社は、紙とデジタルの両方の制作知見をもとに、英語教材のデジタル化を支援しています。

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デジタルコンテンツ / 教育

中学向け英語教材 楽トレSTART

株式会社G様

英語教材のデジタル教材制作を検討されている教育出版社・企業研修のご担当者様は、大寳たいほう製版株式会社へお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 英語教材のデジタル化とはどのような作業ですか?
A. 紙面の内容を電子データに変換し、音声再生・発音判定・自動採点などの機能を組み合わせて学習用のコンテンツに仕上げる作業です。紙面をスキャンしてPDF化するだけの対応とは区別されます。
Q. デジタル英語教材に音声・発音機能は必須ですか?
A. 必須ではありませんが、2026年の調査でTOEFLスコアの上昇が確認された背景には音声・発音を伴う学習の広がりがあり、紙教材だけでは対応できない練習方法を補う機能として優先度が高くなります。
Q. 紙の英語教材をPDF化するだけでは不十分ですか?
A. PDF化だけでは音声再生や採点機能が使えず、画面上で読める紙教材にとどまります。繰り返し学習の効果を測定する材料にはなりません。
Q. CEFRとはどのような指標ですか?
A. ヨーロッパで策定された語学力の到達度を示す国際的な指標です。A1からC2までの6段階で学習者の熟達度を表します。
Q. デジタル英語教材の機能を選ぶときの失敗例はありますか?
A. 発音判定・単語ゲーム・進捗グラフなどを詰め込みすぎて操作画面が複雑になり、肝心の音声再生機能まで生徒がたどり着けなくなる失敗があります。
Q. 音声データの権利処理はいつ確認すればよいですか?
A. 制作の終盤ではなく、機能設計より前の段階で確認します。電子書籍・アプリ配信まで契約範囲が及んでいるかどうかで、実装できる機能の幅が変わります。
Q. 英語教材制作会社はどのような基準で選べばよいですか?
A. 企画・組版・音声収録・実装までを同じ会社が把握しているかどうかが基準になります。工程ごとに発注先が分かれると、紙面の意図が実装担当者に伝わりにくくなります。
Q. 英語教材のデジタル教材制作はどこに相談できますか?
A. 教材・学習参考図書の制作を50年以上手がけてきた大寳製版株式会社にご相談いただけます。紙とデジタルの両方の制作知見をもとに対応しています。

※本コラムはAIツールを補助的に活用し、内容の最終確認・編集は担当者が行っています。必要に応じて公表資料・一次情報を確認のうえ掲載しています。

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