教科書や問題集を読んでいて、
「なんだかスッと頭に入るな」と感じたことはありませんか?
それは、誌面のデザインが「読みやすさ」を
影からそっと支えているからということは、ご存じでしょうか。
エディトリアルデザインとは、誌面の情報を整理し、
読みやすく整えるための設計のこと。
今回のコラムでは、エディトリアルデザインの現場について
私たちが制作を担当した『国語資料集徳島版』を例にお話ししたいと思います。
※今回お話しすることは、全ての書籍に当てはまるわけではありません。
まず、出版社様にいただいた原稿を見て、
デザイナーに求められている要望を、正確に把握することから始めます。
原稿には、以下のような情報が含まれています。
- 紙面サイズ
- 文字の大きさや種類
- 写真の大きさや大まかなレイアウト
これらは、作り手の意図を読み取る大切な手がかりです。
以上を確実に踏まえた上で、
紙面のデザインを組み立てる準備をします。
現行本や資料があれば、どのような体裁か?
前回を踏襲するかどうか?
どのようなテイストがふさわしいかを
総合的に判断して、イメージを固めていきます。
次回は、誌面の印象を左右する『色と文字組』についてです。
どうぞお楽しみに。