代表取締役社長の山田大地です。
弊社は創業以来50年以上、印刷・製版を基盤に、教材づくりに関わる組版(紙面データ作成)やデザイン、イラスト・図版制作など、教育出版の現場を支える仕事を続けてまいりました。ここまで歩んでこられたのは、先人たちの努力と、支えてくださった顧客の皆様、そして共に働いてくれる仲間たちの尽力の賜物です。心より御礼申し上げます。
近年、制作・流通・学びの形は大きく変化し、紙とデジタルが共存する時代になりました。教育の現場でも、紙教材に加えてデジタル教材・コンテンツの活用が広がり、制作側にはこれまで以上に「分かりやすく、正確に、使われる形で届ける」力が求められています。また、印刷・出版業界全体では、需要構造の変化やコスト上昇、人材確保の難しさなど、複合的な課題が顕在化しています。弊社も例外ではありません。
だからこそ、時代の変化を言い訳にせず、変わるきっかけをいただいたと捉え、挑戦を続けていく必要があると強く感じています。私たちが磨いてきた価値は、単に「言われたことを完璧にこなす」ことではなく、情報を整理し、伝わる形に設計し、相手の理解と行動につなげることです。
弊社のミッションは「伝わるをデザインする」です。教材制作で培った「人に理解させる技術」を土台に、紙とデジタルを問わず、情報を“迷わず理解し、迷わず行動できる”形へ設計する力を磨き続けます。制作物そのものよりも、「伝わる」体験を届けることに責任を持ちます。
今後は、デジタル化を目的化せず“手段”として活かしながら、本質を見失わない経営を進めます。
重点は、
①デジタル比率を高める
②海外市場も見据えた企業・事業づくり
③働きやすい会社づくり――この3つです。
目的を見失わず、一貫した方針で事業を成長させてまいります。
そして私たちが向き合う課題は、国内だけに閉じたものではありません。国内では人口動態の制約もあり、教育市場の伸びだけに事業拡大を委ねることは難しくなっています。一方で、制作のデジタル化が進むほど、言語や国境に左右されにくい価値――「理解させる設計」や、再利用可能なデジタル素材・表現――の可能性は広がります。私たちはこの可能性を現実の事業に変え、世界に届く仕事へと進化させていきます。
一人でできないことを成し遂げるために会社があると思っています。「働く人たちの幸せが大事で、会社で働くみんなが幸せじゃないと、お客さんも幸せにできない。」そう考えています。明確な目標と戦略を持ち、挑戦と失敗の壁も越えながら、働き方、給料、個々人の成長につながる“より良い循環”をつくります。「楽しく働き、共に成長し、みんなで成果を手にする」ことを大切に進んでまいります。 その一つの目標として、教育・デジタルコンテンツ制作において世界シェア1%を目指しております。より良い会社づくりの先に、この目標を必ず実現します。
大寳製版株式会社
代表取締役社長 山田 大地